
「何が転職のきっかけになる?転職を考えるべき7つのサイン」でもご紹介したように、転職を考えたり、実際に転職活動をはじめたりするきっかけは様々かと思います。当社が昨年求職者の方に実施したアンケートでは、「転職を考える一番大きなきっかけとなる要素」について、1位「人間関係(40%)」、2位:「給与」および「働き方やライフワークバランス」(それぞれ20%)との回答結果となっており、環境の変化を求めて転職活動を行う方が多い一方で、職の流動性が高まっている中、現在の給与がご自身に見合っていない、ご自身の成果が給与に反映されていないと感じる、また今後給与が上がる見込みがないなどの場合、現在の職場で年収アップを目指すよりも、思い切って転職を検討される方が増えているのも事実です。
この記事では、転職で達成したい大きな目標の一つである「年収アップ」に焦点を当て、以下の点を中心にご紹介します。
- 転職による年収アップの相場
- 当社の最新の実績に基づいた、2021年に当社が転職サポートを行った方々の平均年収アップ率
- 特に年収アップ率が高かった職種
- 転職で理想の年収アップを実現させるには
転職による年収アップの相場
転職による年収アップは業界や職種、経験の有無、そして当然元の年収などによって大きく異なりますが、大まかな相場は5~10%程度と言われており、10%の年収アップが実現できれば、給与面においては「成功した転職」だと言うことができるでしょう。しかし、給与アップ以外に軸を置いた転職活動の場合、例えば未経験で新たな分野に挑戦したい、環境を変えたい、より小さな組織で大きな裁量を持った進め方をしたい、といったきかっけで転職を考えられる場合は、転職後に一時的ではあれ年収が下がるケースも当然見られます。
当社の最新の実績に基づいた、2021年に当社が転職サポートを行った方々の平均年収アップ率
以下は、当社の昨年の実績に基づき、元の年収帯ごとの平均の年収アップ率を算出した結果です(実績に連動するボーナスやインセンティブなどは含まず、年収が下がった方も含めた全体の平均を取っています)。

300~499万円:35%
500~699万円:16%
700~899万円:14%
900万円~1099万円:4%
1100万円以上:2%
以上の結果から、当社を通じて転職活動をされた場合、年収899万円までの方は相場よりも大幅に高い年収アップを実現させていることがわかります。一方で元の年収が900万円以上のハイクラスの方々は、同額の年収アップの場合、当然割合としての数値が低くなることに加え、大手からスタートアップ企業への転向など、年収ではない部分に軸を置いた転職活動をされる方が多いことや、実績に連動したボーナスがある職種が多く、基本給だけで比較した場合に大きな差が出ないといった理由も挙げられます。
特に年収アップ率が高かった職種
数ある職種の中で特に高い年収アップ率が見られた職種のトップ3は以下の通りです。
- ソフトウェアエンジニア
特に日系企業から外資系企業へ転職された方で大幅な年収アップが見られました。コロナ禍によって海外から日本へ移住するエンジニアが減ったことなどを理由の一つとして、ソフトウェアエンジニアへの需要はこれまで以上に高まっています。
- テクニカルサポート
BtoCでもサブスクリプション型のサービスが増えており、一度獲得した顧客をいかに保持するか(リテンション)がビジネスの成功のカギを握るようになってきています。この傾向に付随して、顧客へ適切なサポートを提供するためのテクニカルサポートの重要性がこれまで以上に認知されるようになり、年収アップにつながったと考えられます。
- コンサルタント
デジタルトランスフォーメーション(DX)を進める企業が増えたことで、主にDX戦略の策定や新しい製品の導入に携わるコンサルタントへの需要が高まっていることが年収アップの要因だと考えられます。ITコンサルタントについてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
転職で理想の年収アップを実現させるには
上述のように転職を考えるきっかけは人それぞれであり、したがって転職における「成功」の定義も、求めるものによって様々に異なります。皆様が現在の年収に満足しておらず、年収アップを実現するために転職活動を進める場合には、以下のようなステップが不可欠です。また、今すぐに転職をお考えでない場合でも、以下のステップを通じてご自身の知識とステータスを最新の状態に保ち、アンテナを張っておくことで、今後のキャリアアップの手助けとなるでしょう。
1. リサーチを通じて市場の動向を把握する
ボーナスやコミッション、入社後の年収の増加率などは個人の能力によるところもあるものの、大まかな念種の枠組みは業界や業種、また組織の種類(日系企業か外資系企業か)や規模によって定まります。そのため、現在成長している、また今後成長が期待できる業界はどこか、外資系企業であれば世界的にどれくらいの規模を持つ企業なのか、など、事前のリサーチが大切です。
2. ご自身のスキルや経験を分析し、それらの市場価値を正しく認識する
上述のリサーチに加えて、現在需要の高まっているスキルはどのようなものかを知ることで、ご自身のスキルや経験をどのように活かすことができるかが見えてきます。応募したい企業や職種があるものの経験がスキルに自信がない場合は、コースへの参加や資格の取得などを通じて、ご自身のスキルを客観的に示すことができるのも有効な手段です。学習方法については以下の記事もご参照ください。
また、同様の職種の給与相場を知ることで、効率的な転職活動を行うことができます。当社がまとめた給与調査もぜひご活用ください。
3. レジュメ(履歴書・職務経歴書)やLinkedInプロフィールをアップデートする
自己分析やスキルアップが完了したら、レジュメやオンライン上のプロフィールをアップデートし、皆様の存在や強みを発信する機会を設けましょう。これらが企業の採用担当者やヘッドハンターの目に留まった場合、ご自身で積極的に求人に応募することなく、皆様のスキルや経験を活かすことのできる仕事が見つかる可能性も大いにあります。
4. 交渉に焦りは禁物! 面接段階では慎重に
希望の職種や企業との面接に進んだ場合でも、焦りは禁物です。面接の早い段階で年収について言及するのはあまり良い心証を与えないため、最終面接の段階まで待つ方がベターです。しかし期を見計らっているうちにタイミングを逃してしまうこともあるため、適切なタイミングや交渉のトーンが必要となります。
給与や条件面の交渉をはじめ、上述した全てのステップにおいて、当社Computer Futuresは皆様のスムーズな転職活動のお力添えをいたします。特に市場動向の分析や交渉など、皆様にとってあまり馴染みのない部分においては、当社のコンサルタントが豊富な知識や経験を活かして最適なサポートをご提供いたします。無料相談は以下からお申込みいただけますので、お気軽にお問い合わせください。
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