30代転職

一般的な転職市場では、30代からの転職は難易度が高いという認識があるかもしれませんが、実際には近年多くの業界が人材不足が深刻な問題となっていること、またすでにある分野での経験やスキルを持った即戦力を採用したいという企業が増えていることから、30代以降のミドル世代を含む多様な人材の採用に乗り出す企業が増えています。Dodaの調査によると、転職成功者の平均年齢も上昇傾向にあり、2021年時点では、男性32.5歳、女性29.9歳、全体では31.7歳と、今では30歳を超えてからの転職も珍しくないことであることがうかがえます。

今回は、IT業界において、30代からの転職を成功させるために知っておきたいポイントを 6つご紹介します。

 

目次

  1. 30代以上の採用が増えている業種【IT業界】
  2. 30代で転職することにはメリットもある!
  3. 30代で転職するための6つのコツ
  4. 女性が30代から転職するためには?
  5. 30代未経験で転職は厳しい?

 

30代以上の採用が増えている業種【IT業界】

IT業界における30代から50代では、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の結果として、消費者対象の場合はマーケティング関連やE-コマース、動画配信、ゲームなどのエンターテインメント分野で、B to Bの場合、社内でのデジタライゼーションに関連した分野(オンライン会議システムやクラウド関連など)、そしてサイバーセキュリティやデータセンター関連の人材需要が伸びています。

また、地方の中堅オーナー企業の世代交代に伴う幹部採用のニーズも高まっており、大都市圏で仕事をした経験を持つ30代から50代の管理職採用を狙う企業も多く見られます。

 

30代での転職にはメリットもある!

転職をする上で、30代であることはデメリットであると捉えられるイメージがあるかもしれませんが、30代であるからこそのメリットも多くあります。例えば、給与の大幅なアップが狙えることが挙げられます。厚生労働省の調査によると、転職した30代の求職者のうち、30代前半は約半数、30代後半は40%以上が年収アップに成功しています。

その他の30代転職の主なメリットとしては、以下が挙げられます。

 

30代転職のメリット

  • 20代でのポテンシャル採用と異なり、今まで培ってきた経験やスキルをしっかりと評価してもらえ、これらを存分に生かせるポジションへの転職が可能である
  • 40代以上と比較すると、未経験からのキャリアアップが目指しやすい(40代以上は転職の際に求められるスキルのレベルがより上がる)

 

ここからは、30代からの転職をする際に気を付けるべきポイントをご紹介します。

 

30代で転職するための4つのコツ

1. 転職したい理由を整理する

そもそも転職をしたいと思う理由は何でしょうか?当たり前ではありますが、転職理由が曖昧なまま転職活動を始めても失敗する可能性が高くなります。転職理由を整理することで同じような悩みが発生する可能性のある企業への入社を避けることができますし、人によっては、転職することを考え直すきっかけとなる場合もあるでしょう。特に30代での転職活動の際には、面接で転職したい理由・志望動機に関して詳しく聞かれることが予想されます。しっかりと答えられるよう、事前に練習しておきましょう。

 

2. マネジメント経験をアピールする

企業側が30代の候補者に求める社員像の一つに、マネジメント経験が挙げられます。マネジメント経験とは、言い換えると、グループや部署内でまとめる立場を経験したかどうかを意味し、企業はこれらの経験を持った人材であるかどうかをチェックします。具体的には、管理職や主任、グループリーダーなどの役職において、目の前のタスクに対してどう対処するべきかを考え、部下に的確に指示を出せるスキル、そして部下も目標や意義を持たせながらどのように育成していくかを決定できるスキルを持っているかを最重視するでしょう。今までの同僚や部下との立ち位置や彼らとのプロジェクト経験に関して、面接や職務経歴書内で触れるようにしましょう。

今まで統括経験がないという方は、自己マネジメントでも構わないので、プロジェクト成功のために自分がとった行動や業務内容をアピールしましょう。

 

3. やる気よりも即戦力性をアピールする

内定後にOJT教育や新入社員研修を行う新卒社員とは異なり、「社員教育が既に完了した状態」の人材を受け入れるため、企業は転職希望者に対し、入社後すぐにでも即戦力として働くことができる力を求めます。今までの保守的な考えよりも、進歩したものの考え方、そしてスピード感を持った人材を求められている傾向にあるため、常に先を見据えながらスピード感を持って働けるという点を、面接の際にアピールすると良いでしょう。例えば、新天地で仕事を覚えつつ、若い世代を指導し育成できる人材は重宝されます。担当する職務に必要なスキルについても、当然ながら今までどの程度同じ分野で経験を積んできたかが重視されます。今までの功績や持っている資格など、職務経歴書や面接でアピールするようにしましょう。

 

4. 企業の新たな取り組みや変化に対応できる柔軟性と能力を持つ

30代以上の採用を行う際、新たな環境への適応力があるかどうかは、企業側からも懸念点の一つとして捉えられることが多くあります。特にIT業界は変化の激しい業界であるため、業界で生き残っていくためにも企業の方針や戦略、そしてそれに基づきご自身の仕事内容が変化していくことが予想されます。新たな技術やツールも開発されるため、これらのトレンドに取り残されないためにも常に学習を怠らないという姿勢もアピールできると良いでしょう。

 

女性が30代から転職するためには?

女性の場合、30代で出産や育児のタイミングを迎え、ライフステージの変化に伴って働き方を見直したいという方も少なくありません。一方で、新しい職場で柔軟な働き方ができるのか、小さい子供がいることで転職の際に不利にならないかと不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。近年では子育て中の社員への対応やサポートを充実されている企業も増えていますが、求人広告からそれらの情報を見分けることは決して簡単ではありません。面接のプロセスを通じて女性社員の活躍ぶりを聞いてみる、もしくは転職エージェントを通じて事前に応募先企業の実情に関する情報を入手することなどを通じ、女性が働きやすい環境づくりに積極的な企業を効率的に探しましょう。

 

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30代未経験で転職は厳しい?

30代で未経験転職を目指すことは不可能ではありませんが、当然新たな分野や業界について積極的に学ぶ姿勢やコミットメントなど、期待されるものも当然大きくなります。業界未経験の場合、例えば別業種での営業職からIT業界での営業職への転職を考えている場合であれば、これまでの経験のどの部分を今後の業務で活かすことができるかを積極的にアピールし、新たな製品や技術に関する知識を身に着けることへの熱意や、ソフトスキルにおけるご自身の強みを伝えることで未経験のハンデを補うことができることも少なくありません。一方で業務自体が未経験、すなわち別職種からエンジニアに転職したいなど場合は、関連資格を事前に取得する、ポートフォリオを用意するなど、より入念な準備が必要となるでしょう。

企業ごとに候補者に求めるものは異なり、未経験でも会社と一緒に成長し、長く働いてくれる人を採用したいという企業もあるため、業界やそれぞれの企業の特徴を知り尽くした転職エージェントのサポートを得ることをおすすめします。

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現在、IT業界では市場規模の拡大に伴い、人材確保が急務となっています。未経験や30代以上の人材を採用する企業も増えており、IT業界へ転職するには絶好のタイミングと言えます。

Computer Futuresは日系企業・外資系企業双方において、これまで様々な年齢層に属する候補者の方々の転職を成功へ導いてきた実績と経験で、皆様に最適なキャリアアップと能力発揮の機会を提案いたします。最新の求人情報は以下のボタンからご覧いただけます。フォームから求人の詳細や非公開求人についてお問い合わせいただくこともできますので、ぜひご活用ください。

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