エンジニア 転職

先日公開した「人気の社内SEへの転職を成功させる方法」の記事では、当社にて社内SEのポジションの採用と転職支援行うコンサルタント、竹内亨介が、社内SEの採用動向とそれらを踏まえた転職のコツや必要なスキルについてご紹介しました。

今回は、主にバックエンドエンジニア・フルスタックエンジニアのポジションで採用と転職のサポートを行ってきた当社のコンサルタントである井形美悠に、エンジニア転職の7つのコツについて、「IT業界全般」「IT業界未経験者」「バックエンドエンジニア・フルスタックエンジニア」「マネージャークラス」の四つのカテゴリにに分けて詳しく解説してもらいました。

 

【IT業界全般】希望の条件を詳細に決める

エンジニアと一口に言っても、その種類は多岐にわたります。(参考記事:エンジニアの種類一覧。仕事内容・年収・必要なスキルをご紹介)。また、仕事内容だけでなく働き方や社風、給与、成長性、事業規模(大企業かスタートアップか)など、仕事を選ぶ時の条件には様々なものが含まれ、しばしば「転職の軸」とも呼ばれています。

「これらの条件を幅広く設定し転職を始める方も少なくありませんが、それはおすすめできません」と、井形は話します。特に転職エージェントを利用する場合、「こういう企業に勤めたい」「職場はこうであってほしい」といった企業に対する要望をまとめることで、リクルーターからもよりご自身の希望に合ったものを紹介してもらいやすくなります。また、入社後のミスマッチを防いで、より満足のいく転職経験となります。マーケットリサーチをしっかりと行うことで、様々な企業の特色や自分の希望が明確になっていくでしょう。

 

キャリアプラン

まだ自分の求める条件が明確に定まっていない場合、まずはキャリアプランを作成し、自分の目指すゴールと現在のスキルのギャップを特定することで、今現在自分に何が足りていないかを洗い出すことをおすすめします。

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実際に面接で「あなたの転職の軸は?」と聞かれることもありますが、その際は仕事内容に関する条件から話し始めると良いでしょう。例えば今現在もIT領域において開発の仕事をしている人が、仕事内容の条件は変えずに残業時間を減らすことを「転職の軸」として転職活動をしていたとします。その際、面接で「残業時間を現在の〇〇時間から××時間に減らすことです」と答えるよりも、「これまでのプログラミングの経験を活かしながら、残業時間を現在の〇〇時間から××時間に減らすことです」と答える方が、仕事内容と就業時間のどちらの面も同じくらい大切にしていることが正しく伝わるでしょう。

 

【IT業界全般】インタビュースキルを磨く

「今までの経験から、エンジニアのスキルを持っているもののインタビューでご自身の魅力が存分に出し切れず、悔しい思いをしてきたという候補者の方々を何人も見てきました」と井形は話します。例えば、志望動機やキャリアゴールなど、どの面接でも通常聞かれる質問にうまく回答できないというケースも少なくないと言います。特にマネージャーなど、チームをまとめるポジションへの転職をお考えの場合、コーディングなどのスキルと同じくらい、コミュニケーション能力などのソフトスキルの有無も見られます。コミュニケーション能力をご自身で伸ばすことは簡単ではないかもしれませんが、事前に堂々と話す練習をする、よくある質問をチェックしその回答を用意しておくことで、自信を持って臨むことができるでしょう。

 

インタビューのヒントについては、以下の記事で詳しくご紹介しております。

 

【未経験】スキルを磨きポートフォリオを作成する

未経験でエンジニアへの転職を目指している場合、まずは何らかの方法で必要なコーディングスキルを学ぶことをおすすめします。企業によってはコーディング未経験の採用を行う場合もありますが、入社後のことを考えても事前にスキルを身に着けておいて損はありません。「ブートキャンプに参加する、もしくは資格を取得することがおすすめです」と井形は話します。

 

プログラミング言語の学習法については、以下の記事で詳しく解説しております。

 

また、「一通りスキルを身に着けた後は、GitHubなどを活用し、ポートフォリオなどのご自身のコーディングのスキルを証明できるようなものを作成することが非常に大切です」と井形は述べます。これにより、皆さんのスキルだけでなく、エンジニア職への転職の熱意を面接官に示すことができます。

 

【未経験】コミュニティに参加する

エンジニア経験者にも当てはまることですが、エンジニア未経験者の方には特に、IT業界関連のコミュニティに参加することをおすすめしています。例えば、Meetupやワークショップなどでは、IT業界やご希望のポジションにおけるトレンドや、新しいツールについての情報を得ることができますし、コミュニケーション能力を伸ばすきっかけにもなるでしょう。

 

コミュニティ 転職

今すぐコミュニティに参加するための3つの方法とは

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Computer Futuresでも、業界をリードする企業様や高いスキルを持つ求職者様とのつながりに加え、日本のITやテクノロジー領域においてさまざまなコミュニティに携わってまいりました。そのネットワークをぜひ皆様の情報収集やキャリアアップの目的でご活用いただければと思っております。

LinkedInでComputer Futuresのコンサルタントとつながってご相談いただくこともできますし、ニッチな各領域に特化したオンラインイベントも定期的に開催しておりますので、ご興味がございましたら以下のボタンからご登録ください。最新のイベント情報をお届けいたします。

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【マネージャー】ビジネスマインド・ソフトスキル・英語力を身に着ける

将来的にマネージャーなどの組織をまとめる職に就くことをご希望の場合、経営や人事、会計などのビジネスに関する最低限の知識を身に付けておくことが求められます。このためにも、ビジネスの中核を担う人と話す機会を意識的に設けておくことがおすすめです。

また前述のとおり、マネージャーなどの人を統括するポジションでは、コーディングのスキルだけでなくソフトスキルが重要視されます。また、外資系企業の場合、マネージャークラスのポジションでは他の国とのやり取りも頻繁に行われます。多くの場合、企業が求める英語力のレベルも比較的高いため、英会話コースや独学などで最低限のビジネス英語を身に付けておくことが求められます。

 

【バックエンドエンジニア・フルスタックエンジニア】フェルミ推定を攻略する

近年、大企業を中心とした多くの企業でフェルミ推定と呼ばれるテストを実施する傾向が見られます。「大手の企業の中にも、バックエンドエンジニア・フルスタックエンジニアのポジション採用の際には、面接中にフェルミ推定の解答を求めることが恒例化しているものもあります。これらの企業は、候補者の問題解決能力やロジカルシンキングの能力を見極めているのです」と井形は話します。FactLogicのようなオンラインプラットフォームや、市販の演習問題集などで練習しておくと良いでしょう。

 

エンジニアポジションに特化した転職エージェントを利用する

先日公開した「ITエンジニアの転職を成功させるエージェントの選び方とは?」でもご紹介したように、IT業界への転職をお考えの場合、IT業界特化型転職エージェントの利用をおすすめしております。IT 業界特化型転職エージェントを利用するメリットとしては、以下が挙げられます。

 

  • IT業界に精通したコンサルタントに担当してもらえる
  • 企業とのつながりが深いため、企業ごとの対策がしやすい
  • 業界全体の動向を知ることが出来る
  • 実際の現場の情報など、リアルな情報が手に入る

 

IT特化型の転職エージェントであるComputer Futuresは、日本でも最大級のIT領域に特化したチームを持ち、各コンサルタントがそれぞれのニッチな分野の専門家として特化して採用のお手伝いをさせていただくことで、皆様のニーズを的確に把握し、スムーズな採用プロセスを実現いたします。当社が扱う最新の求人情報は、以下のボタンよりご覧いただけます。フォームから求人の詳細や非公開求人についてお問い合わせいただくこともできますので、ぜひご活用ください。

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