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雇用の流動化が進む中、近年正社員以外の働き方を模索する求職者の方も増えています。「働くなら正社員、はもう古い?日本の雇用にまつわる“神話” ~求職者編~」の記事でもご紹介したように、勤務スタイルとして自由度が高い上、2021年4月に開始された「同一労働同一賃金制度」による正社員との賃金格差の縮小から、今後ますます有期雇用や業務委託としての働き方に注目が集まることが予想されます。

今回は、有機雇用・業務委託(コントラクト契約)の中から、契約社員と派遣社員の違いに焦点を当て、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

 

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派遣社員と契約社員の違いとは?

厚生労働省による派遣社員と契約社員の定義は、以下となります。

  • 派遣社員: 労働者派遣とは、労働者が人材派遣会社(派遣元)との間で労働契約を結んだ上で、派遣元が労働者派遣契約を結んでいる会社(派遣先)に労働者を派遣し、労働者は派遣先の指揮命令を受けて働くというものです。労働者に賃金を支払う会社と指揮命令をする会社が異なるという複雑な労働形態となっていることから、労働者派遣法において派遣労働者のための細かいルールを定めています。労働者派遣では、法律上の雇い主はあくまで人材派遣会社になります。
  • 契約社員無期雇用である正社員とは異なり、労働契約にあらかじめ雇用期間が定められている場合があります。このような期間の定めのある労働契約は、労働者と使用者の合意により契約期間を定めたものであり、契約期間の満了によって労働契約は自動的に終了することとなります。1回当たりの契約期間の上限は一定の場合を除いて3年です。

 

整理すると、派遣社員は「人材紹介会社から紹介された仕事の中で自分が選択した企業へ派遣され就業する」雇用形態を表し、契約社員は「人材紹介会社を通さず、会社と労働契約を結ぶ」雇用形態となります。そのため、派遣社員の場合、派遣会社から給与を受け取ることになりますが、契約社員は働いている会社から受け取ることになります。

契約社員と正社員を比較すると、労働契約に雇用期間が定められているかどうかという違いはありますが、契約社員は会社との直接契約になるため、仕事内容や給与、その他福利厚生などの面では、基本的に正社員とほぼ同等の扱いを受けることになります。

派遣社員と契約社員のその他の違いとしては、以下が挙げられます。

 

給与

  • 派遣社員:時給制
  • 契約社員:月給制

交通費

  • 派遣社員:派遣会社によって異なるが、時給に含まれていることが多い
  • 契約社員:別途支給されることが多い。多くの場合、上限が設定されている。

有給休暇・福利厚生

  • 派遣社員:派遣元の会社のものが適用される
  • 契約社員:勤務先の会社のものが適用される

 

契約社員のメリット

ここからは、派遣社員と契約社員それぞれのメリットとデメリットについて見ていきます。

まず契約社員として働くことのメリットとしては、

  • スキルに見合った給与が見込める
  • 勤務条件と業種・職種を自身の都合に合わせて選べる
  • 正社員雇用の可能性がある
  • 様々な業務経験を積める
  • ボーナスが出る場合が多い
  • 正社員とは異なり、出張や転勤がない

 

が挙げられます。契約社員として働く最大のメリットは、仕事内容や給与、福利厚生などの面では正社員と同等の扱いで勤務できる一方、正社員ほどの責任は求められないため、比較的ご自身で仕事の選択が可能である点と言えます。派遣社員よりも様々なタスクを頼まれることも多く、契約内容にもよりますが、働きぶりによっては正社員登用の可能性も高くなります。契約満了ごとに勤務地を選択できるため、同じ場所に長期間滞在する必要がない点も、人によっては魅力的に感じるかもしれません。

 

契約社員のデメリット

契約社員雇用の主なデメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 契約満了後は自分で仕事を探す必要がある
  • 条件交渉を自分で行わなければならない
  • 派遣社員と比較して、勤務時間や勤務スタイルの自由度が低い

 

派遣会社が応募や面接のサポートをしてくれる派遣社員とは異なり、契約社員は就業先との契約終了を見越してからご自身で仕事を探す必要があります。給与や待遇面などの条件交渉も、全て自分の手で行うことになるため、転職活動時の負担が大きくなりやすいでしょう。また、契約社員の場合、正社員と同じ業務を任されることが多く、派遣社員と比べると責任も大きくなります。勤務時間や勤務スタイルの自由度も高くはありませんが、これは転職活動の際にご自身の都合に合わせて選択することで負担を軽減することができるかもしれません。

 

派遣社員のメリット

派遣社員の主なメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 勤務時間や給与など、希望に合う働き方ができる
  • 時給が高い
  • 派遣会社のサポートにより、条件の交渉や契約満了後の仕事を探しやすい
  • 本業に専念できる

 

派遣社員として働く最大のメリットとして、「働き方の自由度」「高い給与」「派遣会社のサポート」が挙げられます。これらのメリットから、派遣社員雇用は、目指している夢のために現在長期雇用が難しい方に、特にぴったりの働き方と言えます。また、将来的には正社員として働くことを考えているが、現在はそのためのスキルアップや経験を積みながら働きたいとお考えの方にもおすすめの働き方です。派遣社員を含めた有期雇用やフリーランスに関してのメリットや現状について、こちらの動画でご確認いただくことが可能です。

 

有期雇用やフリーランスという働き方

 

 

派遣社員のデメリット

一方、派遣社員として働くデメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 契約の更新が3か月ごとにある
  • ボーナス・交通費が出ない
  • 使用する派遣会社によって待遇が異なる場合がある
  • 収入が不安定
  • 福利厚生がつかないこともある

 

派遣社員として働く大きなデメリットとしては、やはり仕事や収入の不安定さが目立ちます。派遣社員は有期雇用となるため、一定期間ごとに契約更新をする必要があります。また、派遣先の企業に必要とされないとみなされれば、契約を終了されるといった可能性もあります。ただ、派遣会社のサポートがメリットでもあるように、何かあった際は交渉や次の仕事探しがしやすい環境が整っているため、その面では安心と言えるかもしれません。

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Computer Futuresでは、IT業界・領域における派遣社員としての雇用に関するサポートが可能です。当社のコントラクト領域におけるサービス内容については、こちらのページをご覧ください。

コントラクト(派遣・業務委託)

契約社員と派遣社員の違いに関するよくある質問

以下では契約社員と派遣社員に関して、よくある質問をまとめました。

 

派遣社員や契約社員から正社員に切り替わることはありますか?

前述の通り、契約社員として働く場合、企業と直接契約を結んでいるために、仕事ぶりによっては正社員登用の可能性もあります。企業としても、必要な人材であった場合、新しく正社員を募集して雇用するよりもリスクが少なく確実に雇用することができるため、契約社員の社員登用はメリットがあると言えます。正社員を目指す場合は、就業先の会社に正社員登用制度があるかどうかを確認しておきましょう。

また、派遣社員から正社員に登用されるというケースもあります。今いる会社で正社員として働きたい場合、まず派遣社員から正社員になった人が過去にいるのかどうかを調べてみましょう。もし前例があれば、その会社に派遣社員を正社員登用するという仕組みがあることになり、正社員の次の欠員があればチャンスが回ってくる可能性があります。また、現在転職活動中の場合は、派遣会社に将来的に正社員として働きたいという意思を伝えておくようにしましょう。正社員登用の可能性が高い企業の案件を紹介してもらえる可能性が高くなります。

Computer Futuresでは、紹介予定派遣(間接雇用から直接雇用への切り替えを前提に置いた派遣)の案件を多数扱っております。

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派遣社員・契約社員として働いた経験を職務経歴書や履歴書に書くことは、ネガティブな印象を与えますか?

現在、日本では派遣社員や契約社員としての就業は一つのキャリアとして認知されています。「扶養内で働きたい」「時間を有効に使いたい」「将来のためのスキルアップを目指している」など、派遣社員や契約社員としての働き方を選ぶ理由は人それぞれで、ほとんどの企業もそれを理解しています。将来的に転職して正社員として働きたいという場合でも、転職活動時の履歴書や職務経歴書に関しては、あまり気にする必要はないでしょう。むしろ、派遣社員や契約社員として働いていた際に得た知識やスキルはプラスに働くことも十分考えられますし、これらの経験を自信を持って伝えることが出来ると良いでしょう。

 

オフィスでは、正社員と派遣・契約社員との扱いに差はありますか?

多くの企業では、正規雇用者と一時雇用者の両者を受け入れる体制が整っています。そのため、派遣社員や契約社員は、ほとんど場合オフィス内でも正規雇用社員同様に扱われます。また、契約社員は会社との直接契約になるため、仕事内容や給与、その他福利厚生などの面でも同等の扱いを受けることになります。

 

契約社員と派遣社員の違い-まとめ

契約社員と派遣社員どちらもメリットとデメリットがあるため、ご自身の状況に合わせた選択が望まれます。Computer Futuresでは、皆様のキャリアプランにあったコントラクト(派遣・業務委託)案件のご提案が可能です。より柔軟で、高い収入を得られる可能性のある働き方に興味のある候補者様は、ページ下部のフォームからお気軽にお問い合わせください。Computer FuturesのLinkedInページでは日々情報発信を行っておりますので、是非フォローをお願いいたします。

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