
レジュメは、採用担当者にとって皆様の第一印象となるものです。そのため、きちんとしたレジュメを用意することには非常に大きな価値があります。先日、転職の際のはじめの一歩として、印象に残るLinkedInプロフィールの作り方をご紹介しました。以下でご紹介する10のヒントを参考に、次はレジュメを磨き上げましょう。
1. 希望の仕事に沿ったレジュメを作る
多くの職種にとって、一般的なレジュメは魅力的には映りません。応募する職種ごとにレジュメをあつらえるのは非常に大切なポイントです。まず初めにできることとしては、ジョブ・ディスクリプション(職務記述書)に合致するご自身のスキルを強調することです。また、企業のウェブサイトやソーシャルメディアを見てみることもおすすめします。皆様のレジュメが描き出す人物は、その企業の雰囲気に合いそうですか?皆様が企業にぴったりな人物だと採用担当者に思わせる上で、これは非常に有効な手段です。
2. 職歴を応募する職種にふさわしい順番で書く
職歴を記述する際には、時系列で書くのが一般的です。また、9割近くの場合においてこれが最も適切な方法でしょう。しかし、頭を柔軟にしてみることも必要です。様々な種類の職歴がある場合でも問題はありませんが、応募する職種に近しい職歴や妥当な経歴が一番初めに採用担当者の目に入るようにしましょう。レジュメの最初のページを応募する職種と関係のない職歴で埋めてしまっては何の意味もありません。
3. 何よりも簡潔に、を心がける
もしご自身が多くのスキルや経験をお持ちの場合、これまでの全ての実績をレジュメに載せたいと思うのは当然のことです。一方で、採用委担当者の立場に立って考えてみると、1日に何枚、もしくは何十枚ものレジュメに目を通す必要があるため、あまりに長いレジュメの場合それだけで読む意欲がそがれてしまうこともあります。仮に読み始めてもらえたとしても、レジュメの細部にまでじっくりと目を通している時間がないのが現状です。一方、簡潔でまとまったレジュメは、採用担当者の目に優しいだけでなく、皆様が情報を簡潔にまとめてプレゼンテーションを行う能力を証明できる場でもあります。簡潔で、伝えたい情報が一目瞭然であるレジュメを心がけるようにしましょう。
4. 希望の勤務地を記載する
希望でない勤務地の職種に応募することはあまりないはずなので、少し奇妙に思う方もいるかもしれません。しかし、例えば東京在住の人から静岡での仕事への応募があった場合、採用担当者としては、何かの気まぐれで応募したのか、または求人広告を読み間違えたのかと思うかもしれません。新たな仕事のために引っ越しを考えている場合、その旨を冒頭に記載するとよいかもしれません。
5. 求人広告で使われている言葉を使う
少しばかりのサブリミナル効果を狙ってみましょう。求人広告で使われている言葉をご自身のレジュメに盛り込めば、皆様がその職種に最適な人材だと示すことができますし、応募する企業文化に合っているという印象を与えることができます。
6. 趣味に言及することを恐れない
あまり深入りしすぎなければ、個人的な興味や趣味についてレジュメに書くのは悪いことではありません。多くの人がこれを避けようとしますが、もし応募する職種に関連があり、レジュメに載せたいと思うならば、書いてみましょう。ただし、レジュメを短く削るのに苦労しているような場合は、この部分は真っ先に削るべき部分です。大切なことは、応募する職種について深く考えてみることです。その趣味は、採用担当者にとってご自身をより魅力的に見せるものですか?もしそうなら、恐れずにレジュメに載せてみましょう。
7. 職務に加えて、会社に与えてきた付加価値を強調する
技術的なスキルや経験を記入するのはもちろんですが、ご自身の職務が企業に与えてきた利益について説明するのも同じくらい重要です。スキルを羅列するだけにとどまらず、ご自身の価値を文脈を添えて説明し、技術的な能力が企業にどのように貢献してきたのかを明確にすることができれば、より説得力のあるレジュメになります。これにより、ただスキルを並べたリストではなく、それらが過去に働いてきた企業にとってどのような利益を与えてきたかを強調することができるのです。
8. レイアウトを綺麗に保つ
綺麗にまとまったレジュメは、とても良い印象を与えます。一方で、ごちゃごちゃしているものはどうでしょうか。良い印象は与えないでしょう。フォントの大きさを一貫させると同時に、様々な種類のフォントを1つの書類内で使うのは避けましょう。ごちゃごちゃしたレジュメは、皆様がレジュメに対して最低限の努力しかしていないという印象を与え、ゴミ箱行きとなる可能性を高めます。
9. 職歴にブランクがある場合はきちんと説明する
次々に仕事を変える傾向は、転職市場ではあまり好ましいものではありません。レジュメ内に仕事のブランクがあることもあるでしょう。人生には様々なことがつきものです。しかし、例えばキャリアに5年間のブランクがあるような場合、何の説明もなく放っておくのではなく、そのブランクについてきちんと説明をしましょう。個人的な事情で仕事を離れるような状況があった場合には、そのことをきちんとレジュメに記載するようにしましょう。
10. 誰かにレジュメをチェックしてもらう
自分で書いたものを何度も読み返していると、感覚が麻痺して自分のミスに気付けなくなってきます。そんな時は、友人や同僚にご自身のレジュメを見てもらうとよいでしょう。彼らが見つけたミスの数に驚かされるかもしれません。
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