
正社員以外の働き方と聞いて、皆さんはどのような働き方を想像しますか?契約社員や派遣社員のように雇用期間の定まっている有期雇用や、自分の事務所を構えて個人事業主として働くフリーランス、ラップトップ1つで好きな場所を職場として仕事をするノマドワーカーなど、様々な働き方を思い浮かべることができるのではないでしょうか。
終身雇用制度の伝統を持つ日本では依然正社員として働くことが主流ですが、働き方がより多様化しているアメリカやヨーロッパ諸国では、正社員ではなくコントラクト、すなわち契約ベースで働く人の割合が多いのも事実です。この記事では、コントラクトワーカーへの需要が拡大している背景に加え、中でも近年人気の高まっているECM(雇用コントラクターモデル)やその他のコントラクト人材ソリューションモデルについてご紹介します。
コントラクトワーカーへの需要の拡大
Computer Futuresの親組織であり、STEM(科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学)分野に特化した人材紹介を行うSThree株式会社が先日グローバル規模で行った調査では、STEM分野では世界的にコントラクトワーカー(無期雇用ではなく期間ごとの契約ベースで働く人)への需要が高まっていることが見て取れました。
この背景には、ITをはじめとするSTEM分野の多くで高い専門性が求められることがあります。コントラクトでの採用や働き方では、企業は必要なスキルを必要な期間だけ社内に取り入れることができると同時に、高いスキルを持つ求職者であれば、組織に縛られることなくスキルを活かして様々な業界や業種のプロジェクトに参加し、長期休みなどのワークライフバランスを実現すると同時に様々な経験をし、スキルアップを実現できるため、特定のスキルへ高い需要のあるSTEM分野では双方にとって理想的な仕事のマッチングが可能です。
IT業界においても、ますます多くの仕事がプロジェクトベースで行われる中、プロジェクトごとのスポット採用や、新たなツール導入において特定期間だけ特定のスキルが必要など、コントラクトでの人材やスキル獲得が非常に有用な手段となってきています。グローバル企業でも日本法人の規模が大きい企業だと派遣社員を活用する傾向がありますが、中規模程度の外資系企業の多くが業務委託ベースで優秀なスキルや人材の確保を実現しています。
コントラクトでの人材確保・働き方の種類
コントラクトベースで当社が提供する人材ソリューションおよび求人案件には以下の3つの種類があります。
・派遣社員
当社SThree株式会社(Computer FuturesはSThreeグループの一員です)の社員として、当社のクライアント企業で仕事をしていただくモデルです。皆様のレポートラインや仕事の指示を下すのは勤務先の企業となり、給与は通常時給での換算になります(多くの場合交通費は時給に含まれます)。
契約更新は通常3か月や6か月ごとに行われ、同一派遣先での勤務は最長で3年と定められています。3年以上同一の派遣先で働く場合は、派遣先の企業と直接雇用契約を結ぶ、つまり派遣社員ではなく、その企業の社員(正社員または契約社員)となる必要があります。
・業務委託:独立コントラクターモデル
業務委託は雇用関係ではなく、企業と対等な立場で業務を遂行する契約です。独立コントラクターモデルは、法人もしくは個人事業主としてすでに登録されている方を対象としています。レポートラインや仕事の指示を下すのは当社となるため、企業様にとっては手間の少ないモデルです。
・業務委託:ECM(雇用コントラクターモデル)
世界的にも高い需要があり、近年ますます成長を見せている当社の雇用コントラクターモデルは、採用企業様にとっても求職者様にとってもメリットが多いソリューションとなっています。このモデルでは、候補者の方は派遣社員と同様にエージェントである当社(Computer Futures、法人名としてはSThree株式会社)の社員として、クライアント企業先に出向する形となります。
求職者としては、派遣社員と同様に、社会保険や年金など正社員と同様のメリットを享受できる点に加え、スペシャリストとして、通常派遣社員では任せられる機会の少ない大規模なプロジェクトに参画することができるなど、派遣社員と業務委託の双方の利益を兼ね備えたモデルです。またレポートラインは当社となるため、派遣社員よりも大きな裁量を持って働いたり、リモートワークが可能な場合もだったりと、柔軟性の高い働き方ができる点もメリットの一つです。
採用企業としては、派遣社員とは異なり、コントラクターのマネジメントを行わなくてよい点や、当社SThreeの社員として雇用されているため労働基準法をはじめとするコンプライアンス関連の一切を当社にお任せいただける点が大きなメリットです。また、独立コントラクターモデルの業務委託とは異なり、法人や個人事業主として登録されていない人であってもコントラクターとして活用できるため、より広い候補者のプールにアクセスできるという利点もあります。それぞれのモデルについて詳しくは以下のPDFでご紹介しております。
当社が提供するコントラクト人材ソリューション
コントラクトでの採用・働き方にご興味をお持ちですか?
現在成長中のSTEM分野において、今後日本においてもコントラクターの需要がますます高まることが予測されます。
企業様のニーズや求職者様のご希望よって最適なソリューションは異なりますが、プロジェクトに向けたスポットでの採用や、新たなキャリアにチャレンジするための足掛かりとしてコントラクトでの採用・お仕事をお考えでしたら、以下のフォームよりお気軽にコンサルタントまでご相談くださいませ。