サイバーセキュリティ 採用動向

年収が高いイメージのある「IT系」や「外資系」の企業。当社Computer Futuresは、IT領域に特化した転職と採用のサポートにおいて世界で30年以上の歴史と実績を持ち、15か国以上に展開するグローバルなネットワークを活かして多くの外資系企業様と強固な関係を築いています。

ひとえにIT系と言っても、業種や規模、会社の成長フェーズなどが多岐にわたるため年収相場の単純な比較は困難ですが、中途採用やキャリア採用での年収相場の高い領域の特徴として、

・業界や領域そのものが成長している

・その分野のスキルを持つ人材が市場に少ない

が挙げられます。この2つの条件を満たしており、今後さらなる成長が期待できる業界がサイバーセキュリティ業界です。

この記事では、高年収が期待できるサイバーセキュリティ業界における採用動向や、業界での経験なしでもサイバーセキュリティ業界への転職を成功させるために必要なスキルなどをご紹介します。

 

サイバーセキュリティ業界とは

大まかにサイバーセキュリティ業界と呼ぶときに含まれる企業の代表的な例としては、以下が挙げられます。

  • セキュリティベンダー(セキュリティ対策ソフトウェアやサービスを開発・提供している企業)
  • セキュリティサービスプロバイダーやSOC(Security Operation Center)
  • 企業のセキュリティ戦略の立案から要件定義を行うコンサルティング企業
  • 企業のセキュリティシステムの構築や開発、導入から運用、保守、管理を行うSIer

 

セキュリティ対策の変遷

ネットワークの在り方の変化やデバイスの発達に伴い、セキュリティ対策ソフトやサービスも変化を遂げています。2000年代には基本的には業務用のネットワークが社内で完結していたため、そのネットワークを外部の侵入者からどのように守るかが主な焦点でした。しかし、スマートフォンやタブレット、またIoTなどパソコン以外の端末が発達したことで、いわゆるエンドポイント(終端となる機器)におけるセキュリティの重要性が高まったことに加え、クラウドの普及によって、脆弱性の検出アクセス権限の管理などにおいても、従来のネットワークセキュリティとは異なるアプローチの必要性が生まれています。

ネットワークセキュリティ対策においては、従来のソリューションがクラウド対応への限界を迎える中で、近年SASE (Secure Access Service Edge)と呼ばれるソリューションの台頭が見られており、今後ますます普及していくことが予測されます。SASEについて詳しくは以下の記事をご覧ください。

SASEの台頭に見るネットワークセキュリティ対策の未来

セキュリティソリューションとしてのSASE (Secure Access Service Edge) の台頭と今後の課題について詳しくご紹介しています。

記事を読む

サイバーセキュリティ領域における採用動向

セキュリティ対策の複雑化に加え、企業のリスク対策やコンプライアンスへの取り組みが以前よりも重要視されるようになった現在、セキュリティ対策ソフトやサービスへの投資に加え、社内にセキュリティ専門の職務やチームを設ける企業も増えています。そのため、セキュリティベンダー企業での活発な採用が続いていると同時に、非IT企業においても情報システム部(情シス)でセキュリティ対策に特化した人材への採用ニーズが高まっています

一方で、2020年に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施した「CISO 等やセキュリティ対策推進に関する実態調査」によると、日本企業で専任のCISO (最高情報セキュリティ責任者)を設置している企業は全体のわずか7.5%であり、多くの企業でセキュリティ担当者は他業務と兼任となっている実情が見て取れます。また、セキュリティ関連での最も大きな課題として「マネジメントレベル及び実務レベルのセキュリティ人材の量的・質的不足」が挙げられています。

社内で専任の職務を設けて採用を開始した場合でも、日本では大学でサイバーセキュリティを学ぶ機会や選択肢がまだ少ないことなどもあいまって、セキュリティ関連スキルや経験を持つ人材は少なく、獲得が難しいのが現状です。

 

セキュリティでのキャリアで活かせる皆様のスキルとは?

上述した人材不足を解決するため、現在は社内での研修や教育体制への投資を行い、人材育成に取り組む企業が増えています。サイバーセキュリティ領域に特化して採用と転職のサポートを行う当社のコンサルタント、安達鴻希は採用動向について以下のように話します。

「サイバーセキュリティ領域では人材への需要が常に高い状態にあります。一方セキュリティ領域での経験を持つ方は少ないのが現状です。必ずしもセキュリティ領域におけるスキルや経験がなくても、ネットワークやクラウド関連のスキルや経験をお持ちの場合、これらを活かしてサイバーセキュリティ領域へとキャリアアップを成功させる方も最近では多くお見かけします。」

また営業やマーケティング関連職種においてはサイバーセキュリティ領域での経験は必須ではなく、IT業界における営業およびマーケティングの経験があれば可という企業が多く見られます。当領域における経験を持つ人材が少ないことや、海外に本社があり日本ではまだ立ち上げ~成長期にある企業も多いことから、英語力に加え、コミュニケーション能力や利害関係者との調整能力などに代表されるソフトスキルが高く評価される場合も数多くあります。また、外資系企業ではボーナス制度も日系企業と異なることが多く、成果次第では大幅な年収アップを叶えることも可能です。

エンジニアの皆様であれ、営業やマーケティングなどのコマーシャルサイドの皆様であれ、これまでの経験を活かしつつ成長業界への転職へ興味をお持ちでしたら、サイバーセキュリティ領域は今非常に狙い目の業界であるということができます。

 

Computer Futures主催のサイバーセキュリティコミュニティに参加しませんか?

当社はサイバーセキュリティ領域においてテクニカルな職種と営業・マーケティングの職種に特化して採用を行うチームを設けています。IT領域の採用と転職の専門家として世界15カ国でビジネスを展開しており、中でもサイバーセキュリティ領域は全世界的に注力している領域です。グローバルなネットワークを活かして多くの外資系企業と強い関係を築いていると同時に、日本でもサイバーセキュリティ領域で活躍される皆様に向けたウェビナーやMeet up開催の他、業界イベントへのスポンサーなどを通じて得た東京のサイバーセキュリティシーンの最新動向や知見を基に、皆様の採用活動および転職活動のサポートをさせていただきます。

Computer Futuresが主催するサイバーセキュリティプロフェッショナルの皆様に向けたコミュニティにご参加いただくと、以下の情報をお届けいたします。

  • 登録時に、サイバーセキュリティ領域の各職種を含むIT領域の給与水準ガイドをお送りします
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