
「現在働いている会社でSalesforceを使っており、管理を任されることになった」「自分の市場価値を高めるためにSalesforce関連資格を取得したい」など、様々な目的で取得を目指す人の多いSalesforce認定アドミニストレーター認定資格。数あるSalesforce認定資格の中でも基本資格として位置づけられており、Salesforce認定資格取得の入門として多くの人が受験する資格でもあります。
この記事では、Salesforceアドミニストレーターの認定資格を取得した後のキャリアパスに焦点を当て、転職やキャリアアップとしてどのような転職先や職種があるのか、年収相場はどれくらいなのか、といった点を中心にご紹介します。
Salesforce認定資格とは?
Salesforce認定資格とは、Salesforce製品を使用する各役割に必要なスキルを持っていることを示すための資格です。グローバルで共通であり、海外でも通用する資格です。Salesforce認定資格には30以上の種類があり、どの分野のスペシャリストを目指すかによって取得すべき資格の種類も変わります。
現在多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を急務としており、それを実現させるためのツールとしてSalesforceの導入や既存の機能の拡張を行っています。それに伴い、当然Salesforce関連のスキルを持つ自在への人材への需要が高まっており、Salesforce分野においては”売り手市場”、Salesforce認定資格をはじめ、Salesforce関連スキルや経験を持つ方であれば非常に良い条件で転職が可能なケースが多く見られます。
Salesforce認定資格について詳しくは以下の記事でも解説しておりますのであわせてご覧ください。

転職に役立つSalesforce認定資格とは?
Salesforce認定アドミニストレーターを取得するためには?
資格取得に向けた教科書等も手に入るSAPなどとは異なり、Salesforce認定資格については日本語で手に入る情報がまだ少ない現状があります。また、取得資格に際しては実際にSalesforceアドミニストレーター(Salesforce管理者、Salesforceアドミンとも)としての実務経験や、難しい場合は実務に近い練習環境での実践経験が非常に大切となります。
ご自身で学習をする際は、セールスフォースドットコム社が公式に提供する学習プラットフォームであるTrailheadの活用はもちろんのこと、様々なSalesforceコミュニティが主催するSalesforce Saturdayなどの勉強会に参加し、様々な知識や情報交換をしながら学習に励むのもおすすめです。Computer FuturesもSalesforce Saturdayの主催やSalesforceコミュニティイベントであるJapan Dreamin’へのスポンサーなど様々なコミュニティ活動に参加しておりますので、ご興味がございましたら担当コンサルタントの近藤さやおよび淵健太郎までお気軽にお問い合わせください。
Salesforceアドミニストレーターを取得した後のキャリアパスは?
Salesforceアドミニストレーター取得した後のキャリアパスとして、代表的なものでは以下が挙げられます。
Salesforce管理者・Salesforceアドミン
主にはSalesforceを社内のシステムとして利用している企業において、社内のステークホルダーと協力して組織のニーズに合うようにSalesforceプラットフォームを運用・カスタマイズする役割を担います。
カスタマーサクセス
上述のSalesforce管理者については社内で人材確保を行う企業も多く、社外からの採用に対するニーズが大きくないために新規の求人として出てくる機会が少ないのが現状です。そのため、Salesforceのダッシュボード管理などの基本的な実務経験があり、Salesforce認定アドミニストレーターの資格を取得してキャリアアップを目指す方にとっては、カスタマーサクセスのポジションも非常に良い選択肢となり得ます。
カスタマーサクセスは主にSalesforce製品導入後のサポートが中心となり、募集企業の大半がApp Exchangeパートナー企業となります。
Salesforceコンサルタント
Salesforceコンサルタントは、顧客企業がSalesforceをスムーズに導入できるようにサポートを行う役割を担います。カスタマーサクセスが導入後の運用・保守の部分を中心に担当する一方、SalesforceコンサルタントはSalesforce戦略の立案から課題抽出、導入製品の選定や運用におけるベストプラクティスの提案など、より上流の工程に携わることとなります。
Salesforceコンサルタントとしてのキャリアを築く場合は、認定アドミニストレーター取得後に上級アドミニストレーター、Experience Cloud コンサルタント、Sales Cloud コンサルタント、Service Cloud コンサルタントなどを取得する方も多く見られます。
Salesforce開発者
Salesforce開発者の求人の多くはApexもしくはJavaを用いた実際の開発経験が求められる場合が多いため、認定アドミニストレーター取得後のキャリアパスとしてはメジャーではないものの、十分な知識やスキルがある場合には開発未経験でも採用を行い、その後社内で実務経験を積むことのできる求人もゼロではありません。その場合は認定アドミニストレーターに加えて
Platformアプリケーションビルダーなど、開発よりの認定資格もあわせて取得することが推奨されます。
Salesforceアドミニストレーターの年収相場は?
年収相場は企業の種類や規模によっても異なりますが、Salesforceスキルの需要の高まりにともない、近年給与相場の上昇が見られます。企業タイプごとの年収相場は以下のガイド内でご紹介しておりますので是非ご覧くださいませ。

【2022年版】IT業界給与調査
また、一般的に転職によって実現できる年収アップは10%程度と言われていますが、Computer Futuresを通じてSalesforce関連職種への転職をされた方は平均で18%の年収アップを実現されています。Computer Futuresが求職者様に提供できるメリットについては、2022年のJapan Dreamin’のセッションでもご紹介いたしました。セッションの内容は以下からご覧いただけます。
