Computer Futures はIT業界、テクノロジー分野に特化した転職と採用のサポートを行う人材紹介会社です。セールスフォース社の公認コンサルティングパートナーとして認定されており、Salesforce分野に特化したチームが、これまで数々のSalesforceプロフェッショナルの方々のキャリアアップや、Salesforce人材を求める企業様の人材獲得のお力添えをしてまいりました。

Salesforceは世界でもシェアNo.1のCRMツールとして近年ますます存在感を高めており、Salesforceを導入する企業も増えています。それに伴い、Salesforceスキルを持つ人材や、Salesforce導入プロジェクトで活躍できる人材への需要も高まっています。

この度、当社を採用のパートナーとしてお選びいただいており、Salesforceチームで積極的な採用を行うデロイト トーマツ コンサルティング様より3名のスピーカーをお招きし、「デロイト トーマツで積むことができるSalesforceキャリアとは?」をテーマにお話しいただきました。

ウェビナーの概要を以下でまとめております。



デロイト トーマツ コンサルティングとは?

グローバルに展開するデロイト グループの一員として、日本で展開するコンサルティングファーム。Salesforceにおいては、元々コンサルティングファームの強みである上流工程から、開発会社の良さも取り入れて要件定義や設計、開発、保守・運用、DevOpsに至るまで、End to Endで対応できるチームを持つ。

数々の国内のSalesforceアワードの受賞歴があり、2020年にはグローバルで312社・712の成功事例の中から、日本のデロイト トーマツにおけるSalesforceの事例がパートナーイノベーションアワードを受賞。日本ではコンサルティングファームとしてこの賞を受賞するのは初の快挙。今後もさらなる成功事例を生み出すべく、日本におけるSalesforceチーム(現在約350名ほど)が一丸となって取り組んでいる。

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パネリスト紹介

デロイト トーマツ コンサルティング様より、納田 祐介様(パートナー)、渡邊 智昭様(シニアマネジャー)、加々美 雄次様(マネジャー)の3名にお越しいただきました。

司会は当社Salesforceチームのプリンシパルコンサルタント、近藤さやが務めました。

Salesforceマーケットの現状・将来性とは?

納田:Salesforceは2000年台後半から徐々に名前が知られ始め、日本でも2010年ごろから爆発的に知名度が高まりました。現在では日本のみならず世界でもCRMのデファクトスタンダードソリューションとなっています。私たちのビジネスの実感としても、一日1件、もしくは2件という頻度でSalesforceのプロジェクト依頼が入ってくるような状況であり、このような高い需要は今後もしばらく続くことが予想されます。

当社は十数年前からセールスフォース社とアライアンスを組んでおり、案件の紹介はもちろんのこと、新しい製品が出た際には、グローバルでの市場動向などを基に日本でどのように展開していくかを相談したり、Pathfinder (パスファインダー)というDX人材育成プログラムを共同で行ったりと、様々な協力関係を通じて伸びゆくマーケットをさらに盛り上げていくことを目指しています。

 

渡邊:現場レベルでは、プロジェクトをIndustry(産業)×Salesforceで分類し、サービスを提供しています。Industryとしては、例えばヘルスケアや金融などが挙げられますが、ビジネスモデルや予算感はクライアントによって異なります。私個人はライフサイエンス業界のプロジェクトを担当しており、例えば製薬会社であればSalesforceで情報を管理すべき顧客は医療従事者や患者さんという形になり、エンゲージメントの仕方も業界固有のものとなります。それぞれの業界にあわせてSalesforceの導入を進めていくため、同じ製品であっても導入の仕方や特徴も大きく異なります。

また、コロナ関連のプロジェクトなど、大きな社会的インパクトを与えられるものも多く、そのようなプロジェクトに参加して活躍できるのはデロイト トーマツで働くことの醍醐味かなと感じます。



Salesforceマーケットでキャリアを築くことのメリットは?

加々美:顧客エンゲージメント領域のマーケット規模が拡大しているため、それを支えるSalesforce人材の市場価値は日に日に高まっています。

Salesforceコンサルタントとしてのキャリアに関して言えば、Salesforceに加えてプロジェクトマネジメントやコンサルティングスキルなど、他の製品やシステム、プロジェクトにも応用できる経験やスキルを身に付けつけられるので、さらに市場価値を高めていくことができると感じます。

 

渡邊:Salesforceが得意とする顧客エンゲージメントの領域はコロナ禍で大きく変化した分野でもあり、マルチチャネルやデジタルマーケティングといったテーマのプロジェクトが多数あります。こういったプロジェクトでSalesforceスキルを活かすことができます。



デロイト トーマツでの働き方について教えてください。

納田:私たちはコンサルティングファームということで、人材こそが命です。社員の一人ひとりがデロイト トーマツで働くことで、プロフェッショナルとして成長し、市場価値を高めてもらいたいと思っています。一方で、いくら成長できるといっても日々過酷な環境ということであれば長続きしませんので、専門性を身に付けつつも、自分自身の幸せ(Well-being)を感じながら働ける環境を目指しています。

社内でも「メンバーファースト経営」を推進しており、日々の細かいところに至るまで様々な施策を実施しています。従業員満足度調査でも、良いところも悪いところも含めて忌憚ない意見を出してもらったり、満足度や退職率といった数字もモニタリングするなど、執行役員全員で取り組んでいます。また、エクスペリエンスチームと呼ばれる専任者を各チームに立て、周りの意見を聞きながら業務を進めるようにしています。

 

渡邊:私自身は7年間デロイト トーマツで働いていますが、正直入社当時は働き方改革が進んでいるとは言い難い状況でした。しかし現在は環境が劇的に変わり、トップがより良い職場環境を作ることにコミットメントしていることは当然のこと、私自身を含むマネジメント層も大きくマインドセットが変わってきていると感じます。

勤務時間の管理はもちろん、社員一人ひとりの仕事や働き方に対する満足度も重視しています。各スタッフと2週間に1回以上、雑談も兼ねた面談の時間を設けており、お子さんがいる社員であれば送り迎えがきちんとできているかなど、少し踏み込んだ質問もしながら環境改善に取り組んでいます。更に、これら取り組みが全プロジェクトで徹底されているので、現場でも社員の働き方に対する認識が大きく変わってきています。



コンサルタントの1日の流れは?

加々美:私は現在プロジェクトマネジャーとしてプロジェクトに入っています。私のチームのプロジェクトはリモートワークが中心で、妻と交代で子供の送り迎えを担当しています。

一日の流れとしては、9時半からの朝会と17時半からの夕会をリモートで行っています。日中は資料のレビューだったり、メンバーは設計書を書いたり、資料を作ったりしています。

週2~3回はクライアントミーティングがあり、これもリモートでの打ち合わせが多いです。私自身は週1回程度はクライアント先へ足を運んでいますが、メンバーは100%リモートワークですね。

 

渡邊:私自身も、朝は子供の送りを担当しているので、朝の会議はサイレントで参加することが多いという状況をプロジェクトメンバーも理解してくれており、多様な働き方が受け入れられている環境です。

 

加々美:休暇に関しても、かなり取りやすいと感じています。自分自身もプロジェクトマネジャーとしてメンバーの休暇申請を断ることはないですし、例えば「今日は私用があるので早くあがります」といったような現場での調整もしながら、メリハリをつけた働き方ができるよう意識しています。



リモートワークにおいて、コミュニケーションはどのような形で取っていますか?

 

渡邊:デジタルツールを最大限活用しており、フリールームのような形でいつでも出入りができるルームを作っているプロジェクトもあります。顔を合わせての雑談や懇親会が減った分、宅配サービスを活用して懇親会を行うこともありますね。最近はクライアント先へ足を運ぶ機会も一部出てきましたので、そういう機会に食事会をするなど、リモートとオンサイトを上手く使い分けてコミュニケーションを取っています。



新入社員へのサポート体制はどのようになっていますか?

渡邊:まずはプロジェクトに受け入れる段階で、個人がどのような働き方を希望しているかを聞き取るところから始めます。例えば朝は9時スタートが良いのか10時スタートが良いのか、夕方お子さんの迎えがある場合は何時頃に抜けなくてはならないのか、などを共有してもらいます。

また、デロイト トーマツではチェックインと呼ばれる1on1のミーティングの制度があり、2週間に1回以上キャッチアップを行い、自身の課題を共有いただいたり、こちらからも課題解決の提案ができる場を設けています。



デロイトのSalesforceチームにはどのような人が集まっていますか?

加々美:チームメンバーの経歴は本当に様々で、SIerやベンダーでSalesforceの開発を経験してきた方もいれば、エンジニアとしてシステム導入の経験がある方、Salesforce問わず開発案件のPMを経験してきた方、営業・プリセールスとして顧客折衝、提案書作成を行ってきた方、事業会社の社内SEを経て、開発案件のPMを担当されていた方、私自身もそうですが事業企画部門でシステム導入のプロジェクトに携わってきた方、そして別のコンサルティングファーム出身の方など、様々な経歴の方がいらっしゃいます。メンバーのバックグラウンドはかなり多様です。

 

渡邊:パーソナリティに関しては、数百人と数が多いので一概には言えませんが、共通している部分としてはSalesforceのプロダクトを“愛している(笑)”ことが挙げられるかと思います。このようなマインドセットを持っているので、Salesforceの良いところは良いと自信を持ってクライアントに伝えられますし、逆に改善すべき点があればそのポイントを抑えた提案ができるという強みにつながっています。

 

納田:デロイト トーマツで取り組むSalesforceプロジェクトは規模が大きく複雑性も高いので、どんなに優秀な方でも一人でやり切ることは非常に難しく、それぞれの得意なところを生かして協力しないと前に進めない場合がほとんどです。そのため、性格としても、実際の行動としても協力的な人が多いと感じます。



デロイト トーマツならではのキャリアパスとは?

納田:Salesforceコンサルタントと一言で言っても様々なバックグラウンドを持つ方がいらっしゃいますし、全員を一つの型にはめてキャリアパスを描くのではなく、それぞれの経験や強みを活かせる3つの職種を用意しています。従来のコンサルタントの業務を中心に行うトラディショナル職や、製品に詳しいスペシャリスト職、そして開発に詳しいデリバリー職の中から選ぶことができるのはデロイト トーマツならではだと思いますし、その3つの中でも職種を変えながらキャリアアップをしていく方もいらっしゃいます。

 

加々美:昨年だけでもデリバリー職からスペシャリスト職に職種を変更、DTaktからDTCへ転籍した方も複数名いますし、個人の志向にあわせてキャリアを選択できる、横移動ができるのはデロイト トーマツの良いところだと思います。



デロイト トーマツの中でSalesforceプロジェクトに携わる意義を教えてください。

渡邊:まずはグローバルに活躍できることが挙げられます。Salesforce一つとってみても、専門家が日本だけではなく世界各国にいる中で、そこから情報を引き出してくることもできますし、日本のチームの知識の底上げにも活かすことができます。また、グローバルで連携してプロジェクトを獲得する機会も実際にありますね。

もう一つは、End to Endで課題解決をできることです。私の周りで言うと、Salesforceの有識者やライフサイエンス分野の有識者に加えて、元医療従事者の方や元弁護士なども多く、専門家の知見を取り入れながらクライアントのビジネス課題の解決に取り組むことができるのはデロイト トーマツの強みだと感じます。

 

加々美:プロジェクトメンバーに前職と比較して思うことを聞いてみたら、前職ではプロジェクト規模が小規模またはエンハンス案件が多かったため、複数プロジェクトを掛け持ちしておりマルチタスクだったが、デロイト トーマツではプロジェクト規模も大きく、スタッフ層は基本100%アサインのため、進めているプロジェクトに100%集中できることを挙げているメンバーがいました。

また、私たちのプロジェクトには CoEと呼ばれるタスクフォース組織があり、Salesforceチーム全体のプロジェクトのリスク低減や品質向上にコミットした活動を行っています。CoEにはSalesforceの製品知識や技術、方法論に長けたメンバーが所属しており、プロジェクトのアドバイザーとして関わっていたりします。こういった知見、技術力があるメンバーが組織内にいて、難しいことを気軽に聞ける、エバンジェリスト的な人がサポートしてくれる体制、環境があるのもデロイト トーマツならではの強みだと思います。



デロイト トーマツに入ってみて、イメージと違ったことはありますか?

納田:入る前は上流に強いコンサルファームというイメージがありましたが、実際に入ってみると開発やインプリの部分もやっていることがわかってきて、End to Endを強みとしていることが実感できました。また思ったよりも怖い人ばかりではなく、いい人にたくさん出会えたなと感じています(笑)

 

渡邊:僕は能力を伸ばして売れるキャリアを作りたいと思って入社したのですが、期待通りですね。入社前から人を育てる文化があるとは思っていたのですが、実際に自分が様々なプロジェクトを経て能力が上がっていくことを実感できています。入社前に恐れていた、レビューで詰められる、みたいなことも特にないです(笑)

 

加々美:入社前は、インターネット上に書かれている「体育会系」や「激務」などのワードを不安に思っていましたが、働き方改革も進んだこと、一口にコンサルティングファームといっても変わってきていて、インターネットに書かれていることは一昔前のことなのだなと入社してから感じています。

いろいろな経験や強みを持つ人たちが支え合う文化があることに加え、自分のチームやプロジェクトを越えて、プロジェクト横断でも支え合う文化があることは入社後に知った良い意味でのギャップです。



デロイト トーマツでのキャリアを築きませんか?

デロイト トーマツでは、現在市場価値の非常に高いコンサルティングスキルと、今後ますます需要の高まるSalesforceスキルの双方を身に着け、伸ばすことができます。また、大きな社会的意義を持つプロジェクトへの参加やグローバルチームとの連携など、仕事を通じて皆様のキャリアや人生、そして世界に対して強いインパクトを与えることも可能です。

現在デロイト トーマツで募集中の求人について詳細はこちらのページをご覧ください。応募前に求人に関するご質問等ございましたら、当社コンサルタントの近藤さや([email protected])か淵健太郎([email protected])までお気軽にご相談くださいませ。

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