
三大プログラミング言語のひとつであるJava。汎用性や自由度が高いため多くの製品の開発に使われていることに加えて、処理が早く安定していることから基幹システムで用いられることも多い言語です。また、その需要の高さから学習のための情報やリソースも手に入れやすいことも特徴です。
この記事では、Javaエンジニアの皆様やJavaでの開発経験やJavaの知識をお持ちの方に向けて、Javaの知識や経験を活かしたおすすめの転職先やキャリアパス、求人や年収の例に加えて、Java関連の資格をご紹介します。
Java のスキルを活かせる職種4選
1. バックエンドエンジニア
Javaはeコマースやフィンテックサービスのシステム構築に使われることも多いため、Javaの開発経験を必須要件とするバックエンドエンジニアの求人案件が多く見られます。外資系企業の日本市場参入やスタートアップ企業のエンジニアチームなど、成長フェーズにある企業での機会も多く、立ち上げメンバーやチームリードとしてキャリアアップをお考えの方に向いている職種です。
Javaのスキルが生かせるバックエンドエンジニアの求人例
外資系eコマース企業:年収800~1200万円
必須要件
- JavaもしくはKotlinでの3年以上の実務経験
- ビジネスレベルの英語力
- ソフトウェアデザイン、開発およびオペレーションの経験
エンジニアとしての転職ヒントはこちらをご覧ください。

エンジニアの転職を成功させるには?7つの極意
記事を読む2. プロジェクトマネージャー
コンサルティングファームやSIerなどを中心に、大型のシステム導入案件を抱える企業ではJavaのスキルや開発経験を持つプロジェクトマネージャーの安定した需要があります。エンジニアや開発者としての経験を活かしてより上流の経験を積みたいという方におすすめのキャリアパスです。
Javaのスキルが生かせるプロジェクトマネージャーの求人例
大手コンサルティングファーム:年収1000~1600万円
- アプリケーション開発、金融ソリューション実装プロジェクトでの10年以上の経験
- プロジェクトマネージャーとして3年以上の経験
- 保険分野の知識、特に損害保険向けプロジェクトの経験
- JAVAの開発経験
ITプロジェクトマネージャーについて詳しくはこちらの記事もご覧ください。

ITプロジェクトマネージャーとは
記事を読むSalesforceエンジニア・Salesforceコンサルタント
世界No.1のシェアを誇るCRMであるSalesforce。多くの企業で顧客管理や営業活動管理のためのプラットフォームとして導入されており、業務フローのDX(デジタル・トランスフォーメーション)が急務となっている日本においてはますます需要が高まっています。
Salesforceはコードを書かずにある程度カスタマイズすることができ、コーディングによる開発経験がない場合でも使いやすい仕様となっています。しかし、各企業の要件に合わせた複雑なカスタマイズとなる場合はやはりコーディングが必要です。Salesforceの機能拡張の際にはApexというプログラミング言語が使われており、ApexがJavaに似ていることから、Javaの開発経験がある場合、SalesforceエンジニアやSalesforceコンサルタントの求人に応募する際に非常に有利に働きます。
Javaのスキルが生かせるSalesforceエンジニアの求人例
ITシステム導入パートナー企業:年収500~1200万円
- ApexもしくはJavaを用いた、基幹系システムエンジニア、Cloud系システムエンジニア、RPA系エンジニア、またはSaaS系エンジニアとしての経験
Salesforceエンジニアとしての転職のヒントについてはこちらもあわせてご覧ください。

Salesforceエンジニアとして転職を成功させるためのヒント
記事を読むフリーランスやハイクラス派遣などのコントラクトポジション
Javaスキルを活かすことのできるソフトウェアエンジニアやWebエンジニアの求人は、コントラクトベースの案件も数多くあります。Javaのスキルを確実に活かしたい、プロジェクトベースでさまざまな業界の案件に携わりたい、長期的に同じ職場で働くよりも常に新しい環境に触れて最先端のスキルを身に着けたい、という方には最適のキャリアパスです。またコントラクトでの案件は給与相場が正社員より高いことが多いため、仕事を探す際には給与に優先順位を置いているという方にもおすすめの選択肢です。
正社員という雇用形態あることの懸念点として保険加入の有無が挙げられますが、当社が提供するECM(雇用コントラクターモデル)では、当社の社員としてクライアント先で働くことになるため、待遇や福利厚生の面でも正社員と同様のメリットが受けられます。
Javaのスキルが生かせるコントラクトの求人例
外資系大手企業:給与 – 要相談
- ソフトウェアエンジニアとして5年以上の実務経験
- Javaを使った開発経験
- SpringBootなどのフレームワークの経験
- Linuxとネットワークに関する基本的な知識
フリーランスやコントラクターとしての働き方やメリットについてはこちらの記事でもご紹介しております。

ITスキルを活かしてフリーランスで働く5つのメリット
記事を読む
Javaに関する資格一覧
Java関連の資格を取得することで、転職活動においてJavaの知識やスキルをアピールして有利に進めることができます。
主な資格は以下の通りです。
- Oracle認定Javaプログラマ
Oracle社が提供する民間の認定資格です。Bronze, Silver, Goldの3つのランクがあり、SilverかGoldは海外でも通用する認定資格です。転職活動で資格としてアピールするためにもSilverかGoldの取得が推奨されます。
- Javaプログラミング能力試験
サーティファイ情報処理能力認定委員会が提供する民間の認定資格であり、1級~3級の3つランクがあります。知識よりも実務に近いプログラミング能力が必要とされる資格です。こちらは日本国内でのみ有効な資格となるため、日系企業でのキャリアアップをお考えの方と相性の良い資格です。
他にもIPA(情報処理推進機構)が提供する国家資格である「基本情報技術者試験」やAndoroidアプリケーション開発技術に特化し、一般社団法人Open Embedded Software Foundation(OESF)が提供する「Android技術者認定試験」が挙げられますが、これらはJavaのプログラミングに特化した資格ではないため、目的やキャリアパスに合った資格を選ぶことが肝要です。
Javaの資格は必須?
実務経験や開発の実績がある場合には転職活動において資格の有無が問題になることはあまりありませんが、実務経験が要件より短い場合や、必須要件の中に満たしていない条件がある場合、資格をアピールすることで転職のプロセスにおいて有利になる場合があります。
企業によっては面接プロセスの中でコーディングのテストを行うこともあるため、履歴書・職務経歴書の準備とあわせて対策をしておくとよいでしょう。面接やコーディングテストの情報や過去問が欲しい、面接の傾向や対策を知りたい、といった場合、当社のような転職エージェントをぜひご活用ください。過去問共有から面接対策まで、さまざまなサポートを無料でご利用いただけます。
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Computer Futuresは日本でも最大級のIT・テクノロジー領域に特化したチームを擁し、コンサルタントがニッチな各分野の専門家として皆様の転職やキャリアアップをサポートいたします。マーケット情報の共有から日英問わずレジュメ(履歴書・職務経歴書)の添削、そして面接や実技テスト対策まで、すべて無料でサポートをご利用いただけます。Javaをはじめとするこれまでの経験やスキルを活かして新たなキャリアのチャレンジをお考えの方がいらっしゃいましたら、以下フォームよりお気軽にお問い合わせくださいませ。